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ベクレルとシーベルト

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ベクレルは放射能の単位で、放射線を出す側に着目したもの。

土や食品、水道水等に含まれる放射性物質の量を表すときに使われ、ベクレルで表した数値が大きいほど、そこからたくさんの放射線が出ていることを意味する。

 

シーベルトは人が受ける被ばく線量の単位で、放射線を受ける側、すなわち人体に対して用いられる。シーベルトで表した数値が大きいほど、人体への放射線の影響が大きい。


放射線を受けた人体にどのような影響が現れるかは、

外部被ばく

内部被ばく

全身被ばく

局所被ばく

といった被ばくの様態の違いや、

放射線の種類の違い等によって異なる。

 

そこで、いかなる被ばくも同じシーベルトという単位で表すことで、人体への 影響の大きさの比較ができるようになる。


外部被ばくで1ミリシーベルト受けた、ということと、内部被ばくで1ミリシーベルトを受けた、ということは、人体への影響の大きさは同じとみなされる。

 

また、体外から1ミリシーベルト、体内から1ミリシーベルトを受けたら、合わせて2ミリシーベルト放射線を受けたということができる。


【出典】
環境省放射線による健康影響等に関する統一的な基礎資料(平成 30 年度版)」

宇宙空間利用

◾️高度10km

一般的に旅客機が飛ぶ高さである。

上空になればなるほど空気が薄くなり、抵抗が少なくなるので飛行機は前に進みやすくなる。一方で、空気が薄くなると推進力がなくなる。それはエンジンに取り込んで燃料を燃やすための空気が減ることになるからだ。

空気抵抗の少なさとエンジンの推進力が最も効率的に両立する高度が1万メートル。

 

◾️100km

宇宙空間が始まる高度とされ、この境界線は「カーマン(カルマン)ライン」と呼ばれる。

カーマンライン以上では真空に近い状態になる。

 

◾️400km

アメリカやロシア、日本、ヨーロッパ諸国などが運用している国際宇宙ステーションISS)が地球を周回しているおおよその高度。

 

◾️1000km

大気圏の最も外側にある外気圏(500キロ~1万キロメートル)にあたり、大気の大部分は電離して自由に動き回っている空間だ。これより外側では空気分子は重力に逆らって惑星間空間へと拡散している。

 

◾️3万6000km

気象衛星ひまわりが飛ぶ高度。この高度では、衛星が地上に落下せずに周回し続ける速度は地球の自転速度とほぼ同一のため、衛星を地上から見ると同じところにとどまっているように見える。

 

 

 

ロフテッド軌道とは

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弾道ミサイル等の打ち上げ方法のうち、通常よりも角度を上げて高く打ち上げる方法。 ロフテッド軌道で打ち上げられるミサイルは、高高度に到達してから落下するように着弾する。 飛行距離は通常ほど伸びない代わりに、着弾間際の速度が速く、迎撃されにくいとされる。