ぐろぴうすのノート

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宇宙空間利用

◾️高度10km

一般的に旅客機が飛ぶ高さである。

上空になればなるほど空気が薄くなり、抵抗が少なくなるので飛行機は前に進みやすくなる。一方で、空気が薄くなると推進力がなくなる。それはエンジンに取り込んで燃料を燃やすための空気が減ることになるからだ。

空気抵抗の少なさとエンジンの推進力が最も効率的に両立する高度が1万メートル。

 

◾️100km

宇宙空間が始まる高度とされ、この境界線は「カーマン(カルマン)ライン」と呼ばれる。

カーマンライン以上では真空に近い状態になる。

 

◾️400km

アメリカやロシア、日本、ヨーロッパ諸国などが運用している国際宇宙ステーションISS)が地球を周回しているおおよその高度。

 

◾️1000km

大気圏の最も外側にある外気圏(500キロ~1万キロメートル)にあたり、大気の大部分は電離して自由に動き回っている空間だ。これより外側では空気分子は重力に逆らって惑星間空間へと拡散している。

 

◾️3万6000km

気象衛星ひまわりが飛ぶ高度。この高度では、衛星が地上に落下せずに周回し続ける速度は地球の自転速度とほぼ同一のため、衛星を地上から見ると同じところにとどまっているように見える。