ベクレルとシーベルト
土や食品、水道水等に含まれる放射性物質の量を表すときに使われ、ベクレルで表した数値が大きいほど、そこからたくさんの放射線が出ていることを意味する。
シーベルトは人が受ける被ばく線量の単位で、放射線を受ける側、すなわち人体に対して用いられる。シーベルトで表した数値が大きいほど、人体への放射線の影響が大きい。
放射線を受けた人体にどのような影響が現れるかは、
外部被ばく
内部被ばく
全身被ばく
局所被ばく
といった被ばくの様態の違いや、
放射線の種類の違い等によって異なる。
そこで、いかなる被ばくも同じシーベルトという単位で表すことで、人体への 影響の大きさの比較ができるようになる。
外部被ばくで1ミリシーベルト受けた、ということと、内部被ばくで1ミリシーベルトを受けた、ということは、人体への影響の大きさは同じとみなされる。
また、体外から1ミリシーベルト、体内から1ミリシーベルトを受けたら、合わせて2ミリシーベルトの放射線を受けたということができる。